- 10月
- 2024年11月
2021.01.11
まだGmailだけの頃から、段々とオフィススイートとして拡がり、Google Appsになり、その後G Suiteになり、そして先日Google Workspaceへと名前を変えました。G Suiteでは、Businessプラン(1,360円)/アカウントで運用しており、以前はUnlimitedと呼ばれていたプランでその名の通り容量無制限のプランでした。
Google Workspace(先日の命名ルールの通りGスペースと呼びます)ではプランがBusinessとして3つになり、別に大企業向けにEnterpriseが用意されています。順当にいくとG Suite BusinessプランはGスペースではBusiness Standardとなります。しかしながら、大きな違いがひとつあります。
ストレージ容量に制限がかかる
ストレージ容量とはGmail(Gメール)、Google Drive(Gドライブ)、Google Photo(Gフォト)で使用しているストレージの合計ということです。これがこれまで無制限というプランだったのが、2TBまでとなります。ちなみに、ひとつ上のプランであるBusiness Plusでは5TBとなります。
私はこれまでずっとGoogleのサービスを使い続けてきて、基本的に削除をするということをしないで運用してきました。すべてのメールやファイル、写真はどんどん保存していき、検索で探していくことが正しい使い方だと考えているからです。
私が長い間積み重ねてきたデータの容量は3.7TBです。これからもずっと増え続けていくことでしょう。これまで無制限といううたい文句で顧客を集めてきて、それが定着したら上限を作ったり、料金を上げるというのはあまり感心できる施策ではありません。今回、Gスペースの発表から、我々がどうなっていくのかが心配でした。
ただ、この容量の問題。実はほとんど問題ではないかもしれません。というのも、この2TBという容量は1アカウントに対してのものではありますが、契約しているドメインにおいてのアカウント数をかけていったものが全体の容量となり、それをシェアできる仕組みだからです。
つまり、私個人だけで考えると2TBの割り当てに対して3.7TBを使用しているので超過しているということになりますが、当社は約40アカウントを運用しているため、2TB x 40で合計80TBをドメイン全体でシェアすることになります。こう考えると、最近作ったアカウントだったり、ほとんどメールだけを利用していたりするようなアカウントもありますから、まったく問題ない容量だと考えられます。
困るのは1アカウントでものすごく容量を使っている場合のみになりますが、その場合にはBusiness Plusであれば5TBとなりますので少し上のプランにするしかありません。ただ、私が15年間使ってきて、過去からの移行も含めてすべてのデータを保存しているとして4TB弱ですから、よっぽどビデオデータなどが多くない限りは問題になることはないでしょう。もしも、そういう人であったとしても、それは毎月2,040円くらいは支払っても良いくらい使っていると思います。また、Enterpriseでは容量制限がないようなので、よっぽどの場合であれば、そちらを利用するのもひとつかもしれません。
このように、容量制限についてはほとんど考えなくて良いくらいだということが分かりました。次回は、その他のポイントを解説して、結果として当社はどのように移行したのかを紹介したいと思います。
追記:プラン以降についての続報を書きました(2021.1.16)
あわせて読みたい
このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
コメントを投稿
ログイン
登録
他のサービスIDでログイン
Log in with Facebook Log in with Twitter Log in with Googleログインせずに投稿する場合には名前とメールアドレスを入力してください。
管理者の承認後、コメントが表示されます。