- 9月
- 2024年10月
Simplism(シンプリズム)と言われても、なんなんだ、という話になってしまうので、まずはSimplismというブランドについて少しご説明したいと思います。
Simplismとは当社のオリジナルブランドの総称で、上記のロゴと共に使用されます。コンセプトとしては、「製品はシンプルでありつつも、その中にプラスα何かを加えて差別化を図る」ということと、「デザインに気を遣いながらも、買いやすい手軽な価格設定」を基本としてパッケージなどを含んだ製品開発を行なうものです。
当社は元々、海外ブランドの中でも日本市場にマッチした製品を厳選して輸入し、ローカライズやマーケティングを行なうことで、付加価値を付けて販売するという志を持って活動してきました。ある程度長い期間やっていますと、海外ブランドを取り扱っていくだけではカバーできないマーケットがあることに気がつきます。それは「買いやすい価格帯」への製品投入です。
今どきはアメリカやヨーロッパのブランドでもほとんどが製品自体の製造は中国などのアジア地区で行なっています。つまり製造原価自体はおおよそ知れている訳です。しかし、そこにはデザインや開発費用、ブランドのマージンが上乗せされた状態で日本に入ってくることになります。もちろん、これを不当と言うつもりは毛頭無く、製品開発にもデザインにも相応の投資が必要なのです。
そのままでは、たとえば昨年より発売してきたSilicone Case for iPod nano (2nd)のように、税込980円という一番買いやすい価格帯への製品投入は不可能となります。現在iPodを取り扱っている販売店は数千に達していますが、iPod本体を購入する際に保護のことを考えてケースを同時購入する際に一番買いやすい価格帯であるといえます。
そこに参入するためには、海外ブランドからの仕入れをしていたので実現できません。そこで前々から考えていたのがオリジナルブランドの創設でした。実はかなり前から考えてはいたのですが、昨年のSilicone Case for iPod nano (2nd)発売時には最終形まで持ち込むことができていませんでした(過去のエントリーを見るとその片鱗がうかがえます)。そこで満を持して今回から新ブランドを投入することにしたのです。
もちろん、既存のブランドの市場を奪うようなことをするつもりはありませんし、これまで通り良いものを厳選して販売していくスタンスには変わりははありません。ただ、異なるマーケットに対するアプローチを新たに始めていく、ということです。
シンプル、というのは裏を返せば面白味がないとも言えるのですが、下手に凝って価格を上げてしまうことは本末転倒ですし、デザインや機能にこだわる製品は既存のブランドに任せて、我々は価格を重視した製品を投入していこうと考えています。
では、その中での「プラス」とは。Simplismという名前に決定した由来などは、また次回。
つづく…。(このパターンは長くなるの必至ですのでご注意を)
追記:先日、少々ウェブサイト構成を変更した際に便宜上Silicone Case for iPod nano (2nd)もSimplismブランドのカテゴリーに入れましたが、実際にはSimplismブランドとして販売し続けてきたわけではなく、Trinityという名前のみを使用していました。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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