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2017.02.05
前回はNuAnsになる前に頭の中に描いていたコンセプトがあったという「はじまりのはじまり」の話を書きました。今回はそれを具現化することができるTENTに出会った話を書きたいと思います。
TENTというクリエイティブユニットがいるというのは、はっきりと認識していたわけではなかったのですが、いつもお世話になっていて、大好きなショップである「アシストオン」に製品があったのでなんとなく知っていました。
偶然というか、運命というか、その流れでというか、TENTを紹介していただいたのはNuAnsシリーズやNuAns NEOでも技術担当として活躍してくれている永山純一氏でした。私と永山氏との付き合いはもっと古くからですが、その話はまた別の機会にするとして、TENTと永山氏の付き合いも前からあったようで、紹介したいという話がありました。私自身はまだ前回書いたようなことをしっかりと固めていたわけでもなかったのですが、上記の写真のような「Book on Book」のような面白い製品を作っている人に会えるということはプラスしかありませんので、ふたつ返事でお願いしました。
その時にはTENTは手土産にということでプロダクトのデザイン案を持ってきてくれました。私自身、プロダクトデザイナーの方と会う時に手土産にデザイン提案をしてもらったことがなかったので少々驚きましたが、シンプルながらも面白いアイディアでした。その時はまだ新ラインナップの構想も固まっていなかったので単品で作るということに「もったいなさ」を感じて、我々で作るということは見送ることになりました。別の仕組みも少し動いてみたのですが、そちらも実際には進まずに、その「手土産」自体はいったんお蔵入りとなりました。
それでも、これまでのポートフォリオを見せてもらったり、話していくうちになんとなく「楽しさ」を感じていました。もの作りを一緒にできたら良いな、とまで強い思いではなかったものの、話している方向性や感覚が近いと感じていましたし、過去の経歴や作ってきたものは非常に幅広く、興味深いものばかりでした。
とはいえ、「手土産」がお蔵入りしたのでいったんは間隔が空きました。しかし、そのときの出会いが、新しいプロダクトラインナップを作ろうという意欲に繋がったのは間違いありません。そして、この「お蔵入り」した製品は最終的にNuAnsのラインナップとして復活します。2つあったアイディアのもうひとつはNuAns NEOで活かされるようになるという面白い展開になります。
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[All About NuAnsバックナンバー]
・Vol.1 はじめの一歩
・Vol.2 はじまりのはじまり
・Vol.3 TENTとの出会い
・Vol.4 クリエイティブユニットTENT
・Vol.5 TENTとトリニティ、そしてNuAns
・Vol.6 NuAnsというブランド名に込められた想い
・Vol.7 基本のコンセプトは「ニュアンスのある生活」を提供すること
・Vol.8 これまでにないニュアンスを提供するために【素材編】
・Vol.9 新しい回答は、ケーブルとの戦い。
・Vol.10 NuAnsの最初の製品「MAGDOT」は一番シンプルなケーブルホルダー
・Vol.11 デバイスたちの居場所を定義する、「MAGMAT」と「MAGFIT」
・Vol.12 ケーブルを再発明。すべてを再設計したケーブル「BANDWIRE」
・Vol.13 最高の使い勝手と心地よい手触り、インテリアとも馴染むモバイルバッテリー「TAGPLATE」
・Vol.14 これまでにはなかった、まったく新しいスタイルのモバイルバッテリー「ROLLDOCK」
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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