- 9月
- 2024年10月
iPhone 8の発売日を超えて、意外と簡単に手に入れられることから、あまり売れていないのではないかという憶測が流れているようです。たしかに、量販店でもキャリアショップでも、待たずに買える場合が多いようです。ただ、相変わらずApple Storeオンラインの在庫状況を見る限りにおいてはすぐに買えないようですし、どちらかというと昨年同様にiPhone 8 Plusの方が数が少ないようで手に入りにくいようです。ただ、iPhone 7の時にも比較的手に入りやすいという話が出ていたことを覚えているので、需要が落ちたのか、それとも供給量が増えたのかというところは我々では判断できないところです。
もちろん、今年はiPhone Xという大物が控えているので、それを待っている人が多いというのはその通りで、それにより全体的に様子見状態になっていることもあるとは思います。我々のようなiPhoneアクセサリーを販売するメーカーとしては、フタを開けてみての販売状況は非常にやきもきさせられるものです。事前にある程度の予測をして対応iPhoneに向けた専用製品数のチョイスから、各製品の生産量も割り出してあらかじめ生産するようにしていますから、これが予想を外れると、多すぎたり足りなすぎたりということがあります。
最近は当社の開発チームがiPhoneやXperiaアクセサリーはデータからの読み取りなども駆使して予測をしていますのが、それは社内向けということでここでは触れませんが、私自身の予測と発表後の予測変化を書いておきたいと思います。
ここからの比率の話について、特に記述がない限り左からiPhone 8/iPhone 8 Plus/iPhone Xの順で書いています。これは価格が重要な要素になると考えているため、価格の安い順番になっているのと併せて、やはりiPhone Xがひとつ別格な位置づけであるのでサイズ順にすると混じってしまうからです。
当初販売予測:50%/10%/40%
元々、iPhone X(という名前を認識したのはかなり後ですが)の比率を決める大きな要素は価格だと考えていました。デザインやスペックなどはかなり前から分かっていて、これが先進的であることや新しもの好きの私たちのような人が飛びつくものであるというのは分かっていました。そして、そういういわゆるアーリーアダプターは価格がいくらであっても購入すると思います。しかしながら、やはり広く一般の人も購入できるようにならないと思っていました。これはAppleが直接販売する価格も重要ですが、キャリアの施策によるものが大きいといえます。ただ、Appleの価格を基準にキャリアが端末購入施策を打ち出すので、判断としてはAppleの値付けになります。それが、日本円で10万円を切るのかどうかというのがひとつの大きな分かれ道かなと思いました。
発表前予測:60%/10%/30%
段々と価格が10万円を大きく上回るということが分かってくると、iPhone Xの販売比率としては下げざるを得ませんでした。また、いくら需要が高くても供給があまりにも少ないというのも分かってきましたので、ここで販売比率は大きくずれることになります。来年の販売計画がどうなっているのかは分かりませんが、来年の同時期にさらに新しいiPhoneをリリースすると考えた場合、安定供給が2018年になるほどの生産量だった場合、1年経たずに旧モデルになってしまうことになります。
【Apple Storeにおける256GB価格】
iPhone X:140,184円
iPhone 8 Plus:115,344円
iPhone 8:103,464円
発表後予測:55%/15%/30%
発表後に感じたのは、iPhone 8 Plusが意外に少し伸びるのではないかということです。ディスプレイやFace IDなどの新しい機能を除いた性能だけでいうとiPhone 8 PlusはiPhone Xとほぼ同等と言えるなかで、価格が安いこと、iPhone 8と比べるとデュアルレンズの新しいカメラ機能なども使えるためかなり違いがあること、単純に大画面であること、iPhone XのFace IDのみやホームボタンがないことが気になるという人には良い選択なのではないかと思ったのです。iPhone 8と比べてもそこまで大きく価格差がありません。
なんだかんだでiPhone 3機種としては、合計すれば過去最高を上回る販売数になるとは思いますが、iPhone Xがどこまで伸びるのかというのはこれからのAppleの価格戦略や製品ラインナップにも大いに影響してくるのかなと思っています。個人的にはさすがにスマートフォンで14万は高額すぎるのではないかと思っています。MacBookの時も一番安いモデルが一番売れましたので、台数としてはiPhone 8がダントツになるのは明らかですが、iPhone Xが30%以上を占めれば成功だと言えるのではないかと思います。
さてさて、どうなることでしょうか。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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