第2世代のiPhone SE、これを買わずに何を買うのか

2020.04.21

とうとう発表された第2世代のiPhone SEについて、形はこの上なくシンプルですが、発表に至るまで異例なことが多く、つらつらと書き連ねたいと思います。

COVID19コロナウイルスの影響

まず、いちばんの驚きは、この状況でAppleの新製品が発表された、ということです。アメリカの大都市で外出禁止令が出され、Apple Storeですらも中国以外は無期限の休業になっています。業界の中でも本当に発表されるのか、ギリギリまで予想が分かれていました。

中国の製造自体の問題、市況の問題とかつてない厳しい状況であることは間違いないと思われます。
製造についてはAppleが投資したインドの工場も稼働していると思われますし、中国もいち早く工場を正常化したおかげで、発売の目処が立ったものと思われます。

そもそも正常であれば、Apple決算月の3月末に発売されたのだろうと思われますが、この程度の遅れで発表されたこと自体が驚きでした。

驚くほどの低価格の秘密

iPhoneはモデルを追うごとに高機能化し、価格は上がり続けていました。10万円オーバーの端末も多々発売されるようになっています。ただ、皆さんもお分かりのとおりスマホの技術は成熟しており、ある程度の性能でも何不自由なく使うことができるようになっています。

そんな中、iPhone SEでは最新iPhone 11シリーズのチップの同性能のA13 Bionicを搭載してきました。

iPhone 8と比べても性能向上は明らかで、処理速度で困ることはまったくないでしょう。では、何が変わってiPhone 8よりも1万円近く安くできたのでしょうか。

3D Touchの廃止

iPhone 8には画面上の物理的な圧力を検知するセンサーが組み込まれていたのですが、実際にはあまり使う機会は少ない機能で、最新のiPhoneモデルと同様、取り外されています。

ディスプレイのフレームカラー

製品として一番の驚きはこれで、今までホームボタンがついているiPhoneで続けてきた「ホワイトカラーのiPhoneにはディスプレイのフレームもホワイトにする」ということをやめたことです。これは完全に製造上の歩留まりを向上させて、不良廃棄なくしてコストダウンを図っていると思われます。

ホワイトカラーのペイントはどうしても透けやすい、光漏れがしやすい、などの問題を抱えています。コストダウンのための大きな決断であることは確かだと思います。

iPhone 8の使い回し

使い回し、と書くとイメージはあまり良くないのですが、実際、金型やパーツに至るまで、ほとんどのものをiPhone 8から転用していると考えられます。これは開発費の削減に大きく寄与しているはずです。

とても買い易くも、必要十分以上の性能を持ったiPhone SEは、今後数年にわたって売れ続けるモデルになるだろうと思います。

当社では、そんなiPhone SEに対応したアクセサリーをいち早く発売しますので、よろしくお願いいたします。

このブログを書いたスタッフ

開発

ようへい

開発、生産工程に関わる。家具メーカーのセールス時代に星川と出会い、意気投合してトリニティに転職。製品開発で中国に何度も通ううちに辛い食べ物に覚醒。隙があれば食べ物にハバネロソースをかけてしまうため、周囲から嫌がられている。

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