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以上と以下、午前と午後。間違えやすい用語に注意。

2022.05.05

いろいろなルールを作っている際によく出てくる間違いや解釈の違いに「以上と以下」があります。また、日経新聞2022年4月30日朝刊に掲載されていた「午前と午後」についてもあるなと思っていたので、なんとなく思ったことを書き記してみたいと思います。

ややこしい午前と午後という考え方と、明確な24時間表記。

日経新聞によると、お題としては「お昼の12時は午前、それとも午後?」ということでした。

日付が変わる0時を午前0時と規定すると、12時間経過しているお昼(正午)は午前12時なのか、午後の始まりということで午後0時なのかという話です。みなさんはどちらで使われていますか?

法令上の定義は「昼の12時ちょうどは午前」と明治5年に記されているそうです。

それでは明確ではないかということになるのですが、なかなか一筋縄ではいかずに面白いのは、では「昼の12時ちょうどの午前12時」を10分過ぎた12時10分はどのように解釈するかということです。午前12時10分なのか、正午を過ぎて午後に入っているので午後0時10分なのか。感覚的には午後に入っている印象があるので、後者の方が適切な気がします。

件の記事によれば、「明確には定まっていない」ようで、さまざまな団体がそれぞれの解釈を持っているようで、面白いです。前述のように法令で午前12時のみで10分後の規定がないようで、デジタル時計は12:10PM、死亡診断書午後0時10分、JISだと121000となっているなど、呼び方が異なるのでかなりややこしいです。

Photo by Icons8 Team

私の意見としては、日付が変わる0時を午前0時としたならば、正午は午後0時としておけば混乱は少なかったように思います。

そして、私はこういうこともあるので24時間表記で書くべきと考えています。実際に、飛行機や電車などでは24時間表記が使われているようで、よく飛行機に乗るということもあって見慣れています。「5時に集合」といったら「午後5時」ではなく「午前5時」であり、「午後5時」は常に「17時」としておくのが間違いにくいと思っています。

ただ、英語だと「5 a.m.(カジュアルには5am)」や「5 p.m.(5pm)」と12時間表記でやりとりするのが一般的なので、そこでは混乱しそうです。ちなみに、ネイティブではないので正確かはわかりませんが、正午は「12 p.m.」で、真夜中は「12 a.m.」だったと思います。ただ、なんとなく正午は「noon」真夜中は「midnight」というようにして区別するようにしていました。結構、会話の中で勘違いしたり確認する場面があったと思います。

以上と以下、超と未満はよく混同される代表格。

午前と午後よりも多く混同されるのが、以上と以下、超と未満です。使う頻度としては以上と以下が多いのですが、気をつけなければいけないのが重複です。今さらながら定義を再確認しておきます。以下は辞書by物書堂の「デジタル大辞泉」から引用しています。

  • 以上=数量・程度・優劣などの比較で、それより上の範囲であること。数量では、その基準をも含む。
  • 以下=数量・程度・優劣などの比較で、それより下の範囲であること。数量では、基準を含んでそれより下をいい、その基準を含まないときは「未満」を使う。
  • 超=ある基準・数量を上回る。超過する。(超過=数量や時間が、一定の限度をこえること。)
  • 未満=ある数に達していないこと。ある数を境に、ある数そのものは含めず、それより少ない数であること。

超だけ少し明確とはいえない書き方になっていますが、こちらは以上と異なり、その基準や数量を「含まない」ものとなります。

一応、図解してみましたが、そう言われれば当然そうだよね、ということになると思います。ただ、実際の例では、3以下と3以上が混じって書かれているルールなどが存在しています。これを十分に気をつけておかないと、後にどっちだということになりかねないのです。

ちなみに英語だと3以上=3 or more、3以下=3 or less、3超=more than 3、3未満=less than 3ということで明確ですが、ちょっと長い言い回しになりますね。

ひとつ恥ずかしい例を挙げると、当社の在籍年数の定義文の間違いです。

当社では、1年目、2年目、3年目という在籍期間の区切りで年俸の基準だったり、業績連動分配金の対象が決まったりということがあります。その「年目」という定義をどのようにするかというときに、普通であれば12ヶ月となるのだと思います。

当社は5月から始まって4月に終わる1年を一期としているので、6月に入社した人は翌年の4月末でも1年とならずに、その翌年にならないといけないということがあり、なんとなくかわいそうじゃないかという話になって基準を決めることにしました。いろいろな考えがありつつも、年間の8割在籍しているということで10ヶ月間在籍していたら1年とみなそうということにしました。

これは直して以降のスライドです。以前は「以上」と書かれていました。

時間の話は新聞に深掘りされていたので興味深く読み、それと同時に以上以下超未満問題についても連想したのでまとめて書いてみました。実際に、自分自身も間違えてルールの記述をしてしまっていたという苦い経験もありましたので、自戒を込めて整理してみました。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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