iPhone 6/6 Plusの保護フィルムについて

2014.09.23

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iPhone 6およびiPhone 6 Plus、発売後3日間で1,000万台も販売されたということで、過去最高の滑り出しであることがアップルから発表されています。

iPhone本体もさることながら、iPhoneの盛り上がりのひとつといえば豊富なアクセサリーを選べることでもあります。当然、私たちも多くのラインナップを提供しています。自分たちで欲しいもの、欲しいと思ってもらえるもの、欲しいといわれているもの、などなどデザインだけでなく使い勝手も考えて、工夫して作ったラインナップですので、ぜひ一度眺めるだけでも良いので見ていただければと思います。

その中でも、少し巷でも話題になっている保護フィルムについて書いてみたいと思います。

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保護フィルムを語る上で重要なこととして、今回のiPhone 6/6 PlusはこれまでのiPhoneと決定的に異なる部分があるということを確認しておかなければいけません。ニュースサイトなどでも取り上げられているのでご存じの方も多いかもしれません。ディスプレイのガラスが、これまでと違い曲線を描いて本体部分に繋がっているのです。これまで、iPhone 5sまではガラスは端までフラットで、そこから本体に繋がっていました。

この端がカーブしているということが、保護フィルムに大きな影響を与えるのです。

基本的に、保護フィルムのほとんどはディスプレイを守るために貼られるため、そのフィルム自体も傷が付かないようにハードコートと呼ばれる固い層を持っています。したがって、基本的に曲がる製品ではありません。しかし、iPhone 6/6 Plusのガラスが曲がっているとすると、これまで通りの保護フィルムを貼ると結果どうなるか。貼ることができずに、浮いてしまうのです。

実のところ、ハードコート層のない製品もあるので、横方向だけであればまだやりようがあるのですが、iPhone 6/6 Plusは上下や斜めまでキレイに曲線を描いているのです。ユーザーとして見れば、非常に美しく、なおかつ指触りも良いので、背面の曲面化に伴って必然のデザインであるといえます。

しかし、保護フィルムという意味においては非常に困難な仕様といえます。

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当社でも、人気の保護フィルムシリーズをリリースしていますが、これは端が浮かないように工夫してあります。曲面を避けてフラットな部分だけを保護するようにサイズを調整しているのです。貼れるように工夫するのが本筋ではあると十分理解した上で、現実問題としては技術的な壁もあり、まだリリースには至っておりません。その中で、今できるベストの状態としては貼ったときに浮くことがないようなカットラインを作ることでした。

当社以外の各社も同様の考え方で作られているようですが、この解釈がかなり異なることをiPhone 6/6 Plus発売後、他メーカーの製品を比較しているとよくわかりました。
当社製品では、浮くか浮かないかの瀬戸際を1mm以下、0.1mmの単位で調整しており、それでも画面を表示する部分ギリギリになってしまっています。とはいえ、画面に被るのは絶対に許されないということで考えていました。しかし、市場で販売されている製品のほとんどが当社製品よりも小さく作られており、画面表示の部分に被ってしまっているものばかりです。

当社製品も不本意ながら、ホームボタンを丸くくり抜くことはできずに逆U字型になってしまっていますが、それでもできる限りカバーしようと工夫しています。重ねてみると結構異なっているのがよく分かると思います。

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実は、同様の理由で当社は今回保護用ガラスシリーズを用意はしていたもののリリースするのを中止しました。なぜならば、ガラスはフィルムよりも固く厚いために、今よりもさらに小さいサイズにせざるを得なくなってしまい、結果として画面の表示部分の内側に切り込んでしまうことがわかっていたからです。

本来、保護するために貼るアクセサリーが表示を妨げるのは本末転倒で、ビジネスとしては売れる(iPhone 5sではナンバー1の売上でした)製品を取りやめるのはとても難しい判断だったのですが、自分がユーザーとして購入したとしたら、許せなくて剥がすだろうなと思ったので、そんな製品を売るわけにはいかないということになりました。

現時点で、私が知る限りは端まで貼れる保護フィルムは発売されていません。そしてもちろん、私たちも現状がベストとは思っていませんので、いろいろと開発中ではありますが、そちらは今後に期待していただければと思います。今は、今できることのベストであると思っている製品を販売させていただいております。また、当社の製品は明らかに小さすぎるということもないと思いますので、大切なiPhone 6/6 Plusの画面を保護したいという方にはお薦めしたいと思います。

保護フィルムを貼りやすくする工夫を施してありますので、貼るのはとても簡単です。そのお話はまた別のエントリーで。

追記:ひとつめの解として、全面をカバーできるフィルムを発売しました。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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