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2019.09.01
Appleにとって、Apple Watchは成熟したスマートフォン市場で伸び悩みを見せるiPhoneの代わりに、大きな伸びを期待できる製品です。スマートウォッチの分野はApple Watchの成功を見た各社が続々と参入をして、近年ものすごく盛り上がっている分野です。しかしながら、私もApple Watchをベースに使いつつ、それ以外の選択肢をいろいろと探してみましたが、どうしてもこれというものにあたりません。
まず、Apple Watchとその他のスマートウォッチの大きな差について確認しておきます。
デザイン
ユーザーインターフェース
使い勝手
デザイン
デザインについては、外観という意味でのハードウェアはある程度好き嫌いも出てくるし、段々と質感の高い製品も出てきているようです。しかし、ガラスと金属の質感は抜群に良いといえますし、スマートウォッチの本領を発揮する画面のクォリティとしては、Apple Watchがダントツです。いろいろなスマートウォッチを見てきましたが、画面表示のクォリティが全然違うのです。
ユーザーインターフェース
フォントやアイコンの表示、細部にわたるデザインがApple Watch以外ではまだまだ追いつくことができず、美しいと言えるものはありません。特に、英語はまだしも、日本語の表示は本当に違いが大きいと思います。その他、メニューの設計なども分かりやすく、使うのに迷わないインターフェースはAppleらしいといえます。
使い勝手
実際に数日使ってみると、どのスマートウォッチも使いづらく、いわゆるユーザーエクスペリエンス(UX)が非常に悪いと言わざるを得ません。現在、Google純正というものが最新モデルにないために、サードパーティーがwearOS by Googleを使っているのでいろいろと制限があるのでしょうが、どうしても使い勝手はApple Watchの完成度には及びません。
さて、前置きは終わりです。
上記のようにApple Watchは現時点においては、その他のスマートウォッチの1歩どころか2歩先を行っていると思います。そのApple Watchが世界を制する日はいつなのでしょうか。その日は近いと思います。
Apple WatchのAndroid対応
これが世界を制するための必須条件です。現時点ではApple WatchはiPhone専用ですから(iPadすら使えません)、日本の不思議な過半を占めるシェアと違い、「世界のシェアで見れば2018年の全世界スマホ出荷台数シェア、2位のアップルにファーウェイが肉薄」の記事の通り15%程度しかありません。そのiPhone限定となっているのがApple Watchです。
ですから、世界を制するためにはAndroidの世界に踏み入れる必要があるのです。そうすれば、残りの85%のマーケットで戦うことができるのです。前述の通り、スマートウォッチ市場での総合的な製品力はApple Watchが圧倒的な差で勝っていますので、それをAndroid市場に持ち込めば、世界を制することができるのです。
実際、古い話で恐縮ですが、Appleの躍進の立役者の一人であるiPodは、当初はMac専用でした。Appleユーザーには支持されたiPodながら、当然Macを使っている人限定なのでWindowsコンピューターを使っている人は、面白そうで使ってみたいのに使うことができませんでした。しかし、すぐにWindows対応を果たしたところ、爆発的にユーザーが増えました。その成功体験を再びというわけです。
AppleもApple MusicでAndroid対応のアプリをリリースしていますので、ライバルだからといってAndroidアプリを出さないということはなく、普及させるのが目的であればそこはドライに考えても良いはずです。
Apple Watchの次期OSではオリジナルでアプリを管理できるようになるという話も出てきているので、そうするとApple Watch単体でかなりのことができ、スマートフォン側はiOSでもAndroidでも構わないということが近々に実現する可能性もあります。
同様の事がAirPodsにもいえると思います。たった1つのAirPodで(実際には2世代ありますが)、ワイヤレスオーディオ業界でダントツの地位を占めているのですから、圧倒的な製品の魅力があるのは間違いありません(私は音質面で満足いかないので使用していませんが)。それがAndroid対応を果たしたら…。
唯一の懸念点は、Apple WatchもAirPodsもAppleオリジナルのそれぞれWやHシリーズといった独自チップを積んでいて、それが接続性やその他iPhoneとの親和性を高めています。これがAndroidスマートフォンになった場合に、Apple製品の強みともいえる使い勝手の良さを提供できるのかどうかというところです。
★
NuAns NEO [Reloaded]でApple Watchが使えるようになったら楽しいですね。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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