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- 2025年02月
当社で取り組んでいる健康経営優良法人ブライト500への道では、オフィス環境を整えて会社全体で健康的に仕事ができるようにしていくことが求められます。また、昨今の感染症対策も兼ねて、オフィス内の空気環境を整えようということになりました。
その際に重要なのが、下記のポイントです。
- センサーが正しい値を計測できること。
- 誰かが見るのではなく、異常値などの際に通知されること。
- USB給電ができること。
- 当社のオフィスに設置して違和感のないデザインであること。
新型コロナウイルス感染症の関連で、二酸化炭素センサーの需要が高まり、たくさんの製品が出ていますが、特に安価なものではセンサーが正しく動作しないというものあるようで、そこが正しくないとすると設置する目的が変わってしまうので絶対に外せないところです。
また、当社はオフィスが1Fと2Fに分かれていて、それ以外にミーティングルームが2つあるので、それぞれを確認したり、誰かが気をつけて見ていないといけないということでは管理できないので、通知機能が備わっていることが重要です。それも、その装置単体というよりも一括管理できる方が望ましいと考えました。
USB給電の要件はそんなに大きなポイントではありませんが、専用電源だと故障した時に専用品を入手しなければいけないので(たいていの場合高価です)、USB給電であれば電源もケーブルも汎用品を使えるので良いと考えました。
最後に、常にオフィスに置いてあるので、雰囲気を壊さないようなデザインが望ましいと考えました。通知システムや管理画面があればセンサー本体に表示機能がなくても良いということにしました。これによってコンパクトであり、表示部分の見た目のネガティブな部分も排除することができます。
おおよそ合格点となる「まもセンサー Air」を導入。
上記のポイントを鑑みて主にネット上だけで探したところ、IoTBank社のまもセンサー Airが1番近いのではないかということになりました。

まもセンサー Airは二酸化炭素センサーが「NDIR(非分散型赤外線)方式」で高精度であるということで、1つ目の精度はクリアしていると推測できます。

まもセンサー Airからのデータは常にクラウドにアップロードされるため、どのデバイスからもデータをリアルタイムで確認することができます。その上で、異常値を設定しておけばメール通知をすることが可能なので、全体に注意喚起したり、そこで 換気を行なうことができるので2つ目のポイントもクリアです。

USB給電はUSB Type-C信者の私としては残念ながらmicroUSBなのですが、常に給電させていることもあってコネクターが何であろうとも、抜き差しをすることがないために目を瞑ることにしました。
正直なところ、最後のデザインの部分はまったくクリアできてないのですが、サイズとしてはコンパクトでなるべく目立たないところに設置するということで妥協することにしました。

まもセンサー Airは法人向け販売が主たるビジネスのようで、「デモ機貸し出し」を行なっているのも良い点でした。実際に申し込みをして使い勝手や通知のされ方などを試した上で問題なさそうなので導入することに決めました。IoT製品全般として、購入していたら思っていたのと違ったということもしばしばあるので、ためすことができるというのは大きなアドバンテージだと思います。
導入後も想定通りに安定して動作してくれているので、オフィス空気環境を常に正常にしておくことを実現できました。
通信モデルあるメリットとデメリットとは。
最後に、このまもセンサー Airの特長でもありデメリットでもある点が、通信モデルであるということです。まもセンサー Air自体に通信機構が内蔵されていてソフトバンク回線を経由してデータをクラウドサーバーにアップロードしています。

このメリットは「通信に関するセットアップが不要なこと」です。いつ、どこに、誰が設置しても、給電をして使い始めればセットアップが不要なので、社内のテクノロジーがわかる人やIT管理者でなくても設置が可能です。クラウドのセットアップも難しい知識はほとんどいらないので、使い始めたり設定するハードルがかなり低いです。ただ、当社でいえば正直なところ規模が小さいのと、社内でネットワークも管理しているためWiFi接続でも問題なくセットアップできたかなとは思います。ただ、世の中で考えると、思っている以上にWiFi接続だけでも大変な環境がありますので、設置するだけで使えるというのは大きなメリットになる場合が多いと思います。

逆にデメリットは「通信費用がかかる」ということです。本体価格に1年分の通信量が含まれているので、1年以上使用する場合にのみ追加費用が発生します。年額税込5,500円というのがちょっと高く感じることもあるかもしれません。前述のように、クラウドサーバーを使うメリットはあるので、そのサービスを維持する費用と考えるべきなのだと思います。
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これまでは特に計測していないけれども、常にある程度窓を開けたりドアを開けっぱなしにしたりして換気を常にするということで対策をしていましたが、冬になって寒くなったり、夏には虫が入ってきたりということもあって、適宜換気するということに変えたかったのが実現できました。
空気質を常に監視して規定値以上になったら通知してくれるというのは実現した上で、その次はそれを受けて自動で換気をしてくれるようなシステムも構築したくなってきます。窓を開けたり、ドアを開けたりするようなモーターシステムが必要なので、そういうものが今世の中にあるのかわかりませんが、いつか実現してみたいと思います。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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