- 11月
- 2024年12月
みなさん、こんにちは。セールスのはじめです。
ちょっと前にニュースになったある地方路線の復旧について色々考えさせられました。
約11年ぶりのJR東日本の只見線の復旧についてです。
会津若松駅(福島県会津若松市)と小出駅(新潟県魚沼市)を結ぶ鉄道で、福島県内では会津地方の只見川の峡谷に沿って走る秘境路線です。
この路線は2011年の集中豪雨により該当路線の鉄橋や路線が複数箇所流されるという被害にあいました。2011年は東日本大震災の年でもあり、自然が福島県に対して次々と甚大は被害をもたらした年でした。集中豪雨の影響で長期に渡り見合わせが続いておりました。
その路線が11年という長い年月を経てようやく復旧です。11年という年月は非常に長かったかと思います。元々この路線自体の運行ダイヤ本数もかなり少なく利用者も少ないのでJR東日本は同区間をバス転換する方針を提示していました。しかし、地元自治体が強く運行再開を求めただけではなく、財源負担までするという異例の条件を持ち出したため、なんとか復旧にこぎ着けることができたようです。この路線自体は被災前から赤字路線であり、JRの方針としては赤字路線はそのまま廃線にする傾向が強まる中では、極めて珍しい事例となっております。
そしてこれからです。過疎化が進んでおりかつ車社会の地域では、復旧に至るまでの困難以上が待ち受けているかと思います。まずは利用者数が劇的に改善されるかどうかです。
もし改善がされずに何年も赤字が続いてしまったら、せっかく長い時間をかけて復旧までした路線が廃線ということにもなりかねません。
ダイヤ本数の増加や路線を延長するなども工夫が必要ですが、それには自治体だけでなくJR側の協力も当然不可欠になるのでこれも大変です。復旧の時点で変更がないのでどのタイミングで実現できるかも不明ですが、まずは自治体で今まで以上に町おこしなどに力を入れて、少しでもこの路線を知ってもらい興味を持ってもらうことが必要です。そういった地元の活性化がないことには状況の改善は難しそうです。
2022年春の選抜高校野球で只見高校が部員13人で出場ということで、約半年前にはなりますが少しはメディアにも「只見」というワードが露出しております。そして、復旧というニュースも出ていることもありこの時期が重要かとも思います。
自治体の方の大変な苦労や努力などで、やっとの思いでこぎつけた路線ですが、それ以上の困難が待っています。ここからが本当のスタートになりそうです。
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このブログを書いたスタッフ
セールス
はじめ
長期に渡り携帯電話業界で接客販売を経験し、自身のさらなるスキルアップを図るべく入社。自身の経験を活かしつつ、新しいチャレンジをエンジョイ中。休みの日は平均10km弱のウォーキングをしているが、体重は現状維持...こちらは新しいチャレンジを模索中。
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