- 9月
- 2024年10月
以前からいくつかの記事で書いている通り、私は複数台のMac、iPhone、iPadを使用しています。具体的には、ザイオン(オフィス)にMac Studio、自宅にiMac Pro、モバイル・社内移動用にMacBook Pro 14インチ(M1 Max)、モバイル用にiPad Pro 12.9インチ、一番使用時間が長いiPhone 13 Pro Maxを使い分けています。
基本的にiPhoneを持っていないことはないので、iPhoneプラスそれ以外のどれかの端末を使用しているということになります。出張時のみ、iPhoneに加えてMacBook Pro 14インチ(M1 Max)とiPad Pro 12.9インチを持っていきます。それぞれのOSやアプリとしてできることが異なる場合があるものの、どれにしても特に不都合なくビジネスとして使っています。
この記事を見かけて改めて考えてみると、私のビジネス上での使い方はかなりライトな方なので成り立つのかなと思いつつ、現時点でどの端末を選んでいてもほとんど不自由なく使うことができる状態ではあります。
すべてはクラウドで解決させる。
どの端末でも基本的に同じことができるようにするためには、すべてをクラウドベースにしていく必要があります。これにより、MacからiPadになろうが、iPadからiPhoneになろうが、はたまたMacでもラップトップからデスクトップへ移行しようが何の不都合もなくなります。
macOS/iPadOS/iOSというAppleのエコシステムの中でもHandOverという機能がありますが、そのようにデータとして引き継ぎながら作業をすることもありますが、そもそもデータがすべてクラウドにあるので、端末が変わろうともそのまま待ち時間もなく作業を再開することができます。
主に使用しているアプリケーションで考えてみます。
- メール
- MacではMail.appとChrome上でのGmailを使い分けていて、iPhoneとiPadではMail.appを基本に使っています。これはGoogleのGmailを使用していてすべてのデータはクラウドにありますので、どの端末でどのように操作しても、未読・既読・返信・アーカイブなどすべて同期されます。
- ブラウザー
- メインはChromeで設定から履歴からすべて同期しているので、端末が変わろうと作業環境は変わりません。唯一、別端末で開いていたタブを開くときに一手間ありますが、それも元々用意されている機能なので問題ありません。
- その他アプリケーション
- 1、2と書き始めて、結局みんな同じだなと思いました(笑) その他も「メッセージ」「写真」「Notion」「Twitter」「Facebook」「Skype」などなどどれもクラウドベースなので、それぞれの端末のアプリを起動すれば良いだけです。
アプリのデータ以外で注意すること。
注意していることが一つだけあります。それはMacのファイルブラウザー「Finder」です。ファイル管理をするときに絶対にローカルに保存しないということです。
基本的にはアプリケーション内のデータは勝手にクラウドに保存されていくので意識する必要はないのですが、誰から送ってきたファイルとか画像を一時的にローカルに入れてから加工するとか、そういうときに端末のローカルドライブに入れてしまうと、他の端末では参照できなくなってしまいます(ものすごく厳密にいうとそれでもリモートアクセスも可能ではあります)。
私はGoogle Drive(Gドライブ)をメインで使用しており、Macからは外部ディスクとして認識されているので、「Finder」でローカルに保存するのと変わらずGドライブに保存することができます。
ただ、iOSやiPadOSから「ファイルに保存」経由で画像やファイルを保存しようとするときにGドライブだと使い勝手が悪いです。具体的には複数グループとの共有ドライブにすぐに入れなかったりします。そのため、一時的なファイルはiCloudの同期機能を利用して、「デスクトップ」に保存しています。そうすると、macOS/iPadOS/iOSのすべてでシームレスにファイルを同期させることができます。
唯一の例外はLINE。
本当にLINEというのは困った仕組みで、長い間ユーザーのデータロスという悲劇を生み出しながらもいまだに使いにくい仕組みとなっています。
そして、今のところは電話番号に紐づいたスマートフォンを母体として、MacかiPadのどれか1台のみが同時に使用可能になります。ここまで書いてきたような運用はできないので、Mac/iPadではどれかひとつを指定しておかないとLINEだけは使えません。ただ、iPhoneがあれば現在使用しているMacで再度サインインさせることで使用可能にはなるので、致命的というわけではありません。データ自体はクラウドにあるので、サインインさえすれば継続して利用することができます。
何より、私自身はほとんどLINEを使ってないので、この問題はかなり小さいといえます。
特別なことはしてないけれども、Mac 3台とiPad/iPhoneでの運用に問題なし。
ものすごく大きなビデオや写真ファイルの管理がある場合にどうするか、という問題があるのかもしれません。私の場合には大きくても1GB程度のビデオなので、それくらいであればGドライブかiCloudドライブで事足りるかなと思っています。Macからはローカルに見えるけれども実際にはクラウドにデータがある仕組みで、特にストレスなく仕事はできています。
どちらかというと、iCloudドライブの同期でデスクトップに一時的なフォルダを使用して、そこで作業する方が多いかもしれません。GドライブとiCloudドライブだと少し仕組みが異なるので、iCloudドライブの方が「バージョン」機能が使えるのが大きいと思っています。
また、反応スピードもクラウドデータを編集する場合の読み込み・保存の繰り返しになるGドライブと、ローカルにデータ自体もありつつ、適宜差分を同期させているiCloudドライブだと使い勝手や体感としてのスムーズさが異なります。
唯一の問題はiCloudドライブは標準の5GBではまったく足りないので、私は2TBストレージを使用しているので毎月1,300円支払う必要があるということです。ただ、以前から私のポリシーとしてはビジネスをスピードを持って円滑に進めていくためにかかる費用は積極的に支払うということにしていますので、この金額は投資に値するリターンを提供してくれるものと考えています(iPhoneで撮影した写真もフルでアップロードできるようになります)。
★
というわけで、そこまで複雑なことをしなくても複数端末での運用はシームレスにできると思っていますが、当たり前すぎて誰の参考にもならないかもしれませんね。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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