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- 2024年10月
今日、7月11日は何の日かというと、「後白河天皇方の平清盛・源義朝らが白河殿に夜討ちをかけ、崇徳上皇方を破る(保元の乱)(1156年) (by 今日は何の日?カレンダー)」というわけではなく、言うまでもなくiPhoneが日本に上陸した日です。
アメリカに遅れること約1年、まさに「みんなが待っていた、iPhone」だったわけですが、たったひとつの会社が出したたったひとつの製品が、まさに黒船来航といえるほどの衝撃をもたらしたのが、ちょうど1年前の今日です。
iPhoneの素晴らしさを語らせたら、nobi氏にかなうわけはないのですが、それほど大きな視点ではなく、私自身という小さな目線でのiPhoneについて少しだけ語りたいと思います。
元々、Macを使い続けて15年程で、初代iPodから歴代iPodを買い続けているApple信者ともいえる私ですが、Appleだからなんでも良いというわけではなく、「たまたま」Appleがしっかりとツボを押さえた製品を作り続けているというのが実際のところなのです。
その中でも、iPhoneという存在は、iPhone登場時に出たApple自身のメッセージ「The first 30 years were just the beginning. Welcome to 2007.(最初の30年はただの序章に過ぎなかった。2007年へようこそ。)」という言葉に表わされるように、まさに新時代を切り開くものでした。
私はアメリカで発売されたiPhoneをいち早く手にして「遊んだ」のですが、それはまだ単にタッチスクリーンのiPodのようなもので、通話機能は日本においては使えませんでしたし、App Storeもまだオープンしていませんでした。実際、アメリカで通話もできる状態で使用したときにも、「そこまで」感動を覚えるほどでもありませんでした。Edge接続でのウェブブラウジングにはストレスを感じましたし、Apple謹製のアプリケーションだけでは標準的なことしかできなかったのです。
ブレイクスルーはiPhone 3GとiPhone OS 2.0で起こりました。日本ではiPhone 3Gでスピードが速く、iPhone OS 2.0からのスタートで、すぐにApp Store経由でアプリケーションを追加できることもできたので、iPhoneが成熟してから手にしたので、最初からほぼ完成系のiPhoneを楽しむことができたのは幸せなことだったのかもしれません。
iPhoneが成功した理由はたくさんあると思いますが、私個人で考えると、iPhoneの魅力は下記のところが大きいと思います。
・いつでもどこでもネット接続をしている
iPodが登場したときに「1,000 songs in your pocket.」というコピーがありましたが、iPhoneの場合には「Internet on your hand.」と言ったところでしょうか。月並みではありますが、一番大きなところは、手のひらサイズのインターネットデバイスであるということが何にも代え難い最大のメリットです。もちろん、日本のケータイ電話もネット接続は可能ですが、iPhoneのモバイルSafariによるフルブラウジングと、タッチパネルによる快適な操作は比較にならないほど快適です。また、ソフトバンクモバイルが安価なパケット定額制の料金体系を提供してくれたため、どんなときも料金のことをまったく気にする必要なく思い立ったらすぐに接続することができます。
たとえば、地図をアプリケーションとしてインストールするだけでなく、インターネットと接続することによって、最新の地図情報が常に手に入るだけでなく、近くの場所情報などが即時に手に入る地図アプリケーションは、地図をプリントして外出するという習慣を無くさせました。
「Wikipedia」を参照するアプリケーションもこのメリットを享受できる特長のひとつです。いつでもどこでも、思い立ったら調べてみることができるので、レストランに入った際にその店を調べてみたり、メニューを見てわからないものを調べてみたり、初めて来た土地ではそこの名産品などを調べたりと知識欲を満足させてくれるツールでもあります。
ほんの少し空いた時間をRSSリーダーで読むという習慣も付いてきましたし、最近テスト的に始めた「Twitter」もiPhoneのようなデバイスとは非常に相性が良いサービスで、ちょっとした合間に「つぶやく」ことができます。
現在は当社製「Holster style for iPhone」を使用して常に手に届くところに携帯し、ほんの1分でも時間があれば取り出してiPhoneを使用しています。個人的にはiPhoneをカバンに入れるのは、その魅力を半減(半分は大げさだけど八掛けといっても分かってもらえるかどうか謎)していると思います。なぜなら、カバンから出すその動作と時間に「億劫さ」を感じるとすれば、それだけこのメリットを享受する時間が少ないからです。その意味では、「Holster style for iPhone」はiPhoneの最高のパートナーであるといえます。このエントリーは宣伝するつもりではないので、製品の話はここで終わりにします。
・コンピューターをほぼ必要としないメール環境
私の場合、仕事の半分以上をメールで行なっているといっても過言ではないほど、一日に100通を超えるメールの送受信をしています。もちろん、オフィスや自宅ではMacBook Proを使用しているのですが、外出先ではiPhoneを使用することが大半となりました。重いMacBook Proを持ち運んだとしても、実際に使用する場面というのが非常に少なく、メールだけであればiPhoneだけで済んでしまうからです。
特にiPhone OS 3.0になってからは、コピー&ペーストができるようになり、これまでできなかったさまざまなことができるようになったのと、日本語入力の文節変換の編集ができるようになったため、長文の入力もできるようになったことはメールを主体としている私には非常に大きなメリットとなり、よりiPhoneだけで処理できることが多くなりました。
・MobileMe経由によるスケジュール・アドレス帳の同期
ビジネスとして使っていく上で、母艦であるMacBook Proとのスケジュール帳の同期がOn the air(つまり即座に)行なわれるというのは非常に便利かつ有用です。また、私は名刺交換をした後に必ずアドレス帳に入力するため、それもすぐにiPhoneに反映されるので、データベースとしてもしっかり機能しつつ、電話をかけるときにもそこから選ぶだけです。
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私個人だけでいってもこれだけの大きなメリットを与えてくれるiPhoneは、Apple信者だけでなく幅広い人に受け入れられています。そして、いつもそばにいるiPhoneは、どんなガジェットよりもデジタルライフを変えてくれるものです(実際、よく考えてみると、時計とiPhoneはほとんど肌身離さず持っています)。この1年間、iPhoneとともに生きてきて、無くてはならない存在になったのが、iPhoneの魅力を伝える事実として一番大きなところではないでしょうか。
こんなに簡単なエントリーでは全然伝えることができていないかもしれませんが、iPhone一周年にあたって思うところを書いてみました。これからも常にiPhoneと一緒にデジタルライフを過ごしていきたいと思っています。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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